若くして亡くなった私の友人からもらった「キャバレー」の日本語歌詞。
なんとか歌いたいと思っていたのですが、訳詞者の名前がわからなかったのです。
そこで、日本で何回か上演されたときのパンフレットをオークションで買い集めたところ、
やっと、わかりました。1982年、順みつきさん主演で日本初演の時、
コピーライターの小池一子さんによって書かれた訳詞でした。
クラシックの歌では考えられませんが、ポピュラーソング、特にシャンソン&カンツォーネの場合、
「訳詞」への敬意が払われないことが多く、訳詞者の名前がわからないとか
訳詞者の名前がわかっても、歌詞を勝手に変えているとか、
酷いときは、販売されているCDのライナーノーツに間違った名前が掲載されていることもあります。。。
シャンソン&カンツォーネのレッスンでは、
必ず、作詞者、作曲者、訳詞者、制作年もしくは発表年を楽譜に書いてお渡ししますが、
これらの情報を収集するのが、実はかなり大変なのです。
2019年9月29日 赤坂Bb発表会にて