息は吸ってはいけない!!!
ってどういう事?
実は息は、吸おう吸おうとすればするほど
肺の周りと腹筋が固くなって十分に入りません。
吸うのでは無くて、体を開くのです。
肋骨を広げて
肺を大きく開きます。
すると空気が流れ込んできます。
なぜでしょうか?
理科の問題です。
空気は気圧の高い方から低い方に流れます。
肺の容量を広げる事で
気圧の流れを利用し
空気を取り入れています。
前にも書きましたが、息を気持ち良く吸う
と言うのは肺を広げる事を意図しています。
息を思いっきり頑張って吸って~!とは敢えて言いません。
何故なら人によっては体に力が入り実はあんまり入ってないことが多いからです。
では試して見て下さい。
①「息をたくさん吸って~
思いっきり吸って~!」
どうでしょうか?胸が詰まった感じがしませんか?
この状態では固い声が出てしまいます。
ではもうひとつの方法
②「腕を広げて体を気持ち良く開いて、
空気がかってに入って来るのに任せて~!」
先ほどと比べて、実際にどちらがたくさん入ったと思いますか?
①は胸がつまった感覚になるので沢山入ったように感じるかもしれません。
②は体はこわばらす、気持ち良く息が吸えたこどでしょう。
私たちは呼吸時は気圧の流れを利用しています。
普段の呼吸も吸ってはいません。
肺が広がり空気を取り入れています。
歌うときは、普段よりも
肺をもっと広げれば良いのです。
簡単なことのようですけど習慣を変えるのは難しいです。