ポンコツオーケストラの奮闘を描いたテレビドラマが人気のようですが、実はアルルにもオーケストラがあります。
オーケストラがある音楽教室はなかなか珍しいのではないかと思います。
アルルの『ユリニアオーケストラ』が創設された経緯をお話ししますね。
生徒さんの要望を受けて気の合う3人のバイオリン講師が、クラス合同でのアンサンブルレッスンを年に数回企画していました。もう20年以上前のことです。簡単な曲を数回のレッスンで仕上げるイベントでしたが、そこにチェロが加わり弦楽アンサンブルになりました。せっかく仕上げた曲は発表したくなりますよね。そのタイミングで『アルル音楽教室アンサンブル発表会』が初めて開催されました。それが1999年10月。演目はモーツァルトのディヴェルティメント 1楽章。
それから3年後にオーボエとホルンが入り『ユリニア室内管弦楽団』となり、翌年にはついにオーケストラとして活動開始します。曲はベートーヴェン 『交響曲第一番』 指揮 竹内修先生(アルルのホルン講師)常任指揮者は今も竹内先生です。
アルルには打楽器以外のレッスン科目が揃っていますからオーケストラも出来るんです♡
ユリニア『YURINIA』という名称は、立ち上げた3人の先生のイニシャルとアルルの頭文字をランダムに並び替え誕生しました。さて、イニシャルの主は誰でしょう?古参の生徒さんじゃなきゃ分からないかな?
今はクラスの垣根無しに、各クラスの弦楽器奏者、管楽器奏者が参加しています。
なかなかのポンコツオケなので、直前までヒヤヒヤですがいつも本番は何とかなるんですよね。
世の中にはアマチュアオーケストラが沢山あります。都内に100くらいの団体があり、レベルも取り組む姿勢も様々。少し弾けるように(吹けるように)なってきて入団したいなあと考えていても、曲の難易度や年間の練習回数の多さに敷居が高く感じるかもしれませんが、アルルのオケなら大丈夫。全部弾ければもちろんベストですが、オーケストラ編成の曲は難しい上に分量も多いので、できる範囲で演奏すればよいのです。年に一度のアンサンブル発表会前、約4~5カ月間の練習なので、年中オケ練に縛られることもありません。これから楽器を始める大人初心者の方もあきらめなくて大丈夫です。
もちろん参加するには担当の先生のゴーサインが必要です。オーケストラの曲、難しいですから。
石の上にも三年。ユリニアオーケストラは年々進化しています!
先生方の愛のある?指導の下、伸び盛りのユリニアオーケストラに乞うご期待!