今回は演奏時間によって参加費が微妙に違うみたいです。
よく計ってから申込用紙と参加費を合わせてお申し込みください。
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原因はもちろん一つではありませんが、
年をとるから、声が老けるわけでは無いです。
年を取ると、首が少しづつ、潰れて行きます。
首がだんだん短くなって行きます。
あたまが少しせり出して気道も狭くなります。
声帯の周りが潰れて狭くなり声も潰れて聞こえます。
だから、年をとっても、首がスッと伸びていれば、かなり若々しい声が
保てます。
ちょっと試しにやってみましょう。
先ずは お爺さん、お婆さんの声のモノマネをやってみましょう。
セリフは、
「こんにちは、今日は良いお天気ですね。」
声色を真似て ********** どうですか、
首を無意識に短くしてるでしょう?
更には少し猫背でお腹も緩んでいませんか?
次に、20歳の若者の声のモノマネをやってみましょう。
セリフは同じ、
「今日は良いお天気ですネ。」
若々しい声が出せましたか? ********** 今、首が伸びていることに気が付きましたか?
そして、背中がちょっと伸びて、おなかもちょっと凹んだことでしょう。
どうでしょうか?
おわかりいただけたように、首が詰まると、声が詰まる。
首が詰まると、声が老ける、割れる事も有ります。
そして、首が伸びると、声が若くなり、音程も高くなります。
首を伸ばすといっても腹筋、背筋も使いますからね。
首だけを伸ばしてはだめですよ。 首に力が入って逆効果です。
お腹と背中を引き上げて首をスーっと首を伸ばして、若々しい声と姿勢で歌いたいですね。
「石の上にも三年….冷たい石の上にじっと3年も座っていれば、石も暖まる」
私はこのことわざは声楽の発声法にも当てはまる思います。
新しい生徒さんが入会されると
最初の1年目は、レッスン中の私のアドバイスを理解できない方が多いです。
理屈はわかっていても体が思うように使えないせいでしょうか!
または他で違った発声をやって来られたのでしょうか!
今まで信じてやってきた真逆の体の使い方だったりするようですから
レッスン中に軽い(または強い)心の葛藤があるようです。
冷たい石は居心地が悪いですからね。
でも最初の1年目はどなたでも石の上に座っていられます。
なぜなら多少なりとも発声に悩みを抱えていらっしゃるからです。
ここでは、ちゃんと話し合いも入れて、何を目指しているのかをはっきり目標を定めます。
次の2年目は、少し理解が出来て、
もしかしたら先生はこの感覚の事を言ってるのかしら? でも自分では上手くコントロールが出来ない。
まだまだ、以前の癖が強すぎて、無意識にやってしまう。
ここでは、頭では理解できていますが、体が思うように使えないので、ジレンマです。
ここが分岐点です。
Aさん「しっかり頑張って習得するぞ。」と、諦めない人。石の上から離れない人。
または
Bさん「別にプロになるわけじゃないから…楽しいから続ける」と楽観的な人。この人は石の上から時々離れています。
Cさん「なかなか上手くならない、先生の言ってることが最終的に受け入れられない」とやめていく人。
そして3年目は、
頑張ってきたAさんはレッスンで生徒と先生が目指す方向が一致する。
一人で練習したときに、以前の悪い癖が自分でも分かり、嫌になる。
レッスンでやっていることがよみがえり、コントロールしながら練習できるようになる。
楽観的なBさんは何年経っても癖のある発声からなかなか抜け出せません。
石の上に時々座ったり、離れたりして石が温まらないからです。
でも、まあ、歌っていると楽しいから続けたい、そのうちの上手くなるだろう。と、そのうち石もゆっくり温まる。
このタイプの人は本人が気が付かないうちに5年後10年後にゆっくり上手くなっていきます。
更に、
ベテランになるまでにはその十倍の30年かかるかな?
世の中には、歌なんか習わなくったってうまい人も沢山います。
ほんのちょっと習っただけで、プロになっている人も沢山います。
私は30年かけて、やっと体の使い方が分かり、指導できる迄になりました。 一応声楽の指導は25年以上前からやってはいますが、ここまでこれたのも、いろんなタイプの生徒さんと出会えてこれたおかげです。
前回の内容の続きになります。
「人の進化の過程で、今のところは息を吸うための専門の筋肉はあるが、吐くための専門の筋肉は、まだ無い。」
これだけでも呼吸法が難しいことがわかります。
更に、さ、ら、に、
呼吸にとって大切な「横隔膜」どこにあるか体の部分を触ってはっきりわかりますか?
大きなくしゃみをしたり、しゃっくりをしたり、咳をしたりしても
横隔膜が傷ついていない限り、まったく痛みなど感じません。
だから呼吸時にどのくらい横隔膜が使えているのか、分かりづらいのです。
横隔膜に接している臓器が下に押し下げられている感覚でしかわかりません。
又、声帯自体にも痛みを感じる神経は無いですから、良い使い方がされているのかわかりません。
喉が痛いのは声帯のことではなく、声帯のまわりの筋肉が痛みを感じています。
歌いすぎたりして喉が痛いときは、まぁ、ラッキーな方です。
歌うのをしばらく休むきっかけがあるのですから。
困るのは、
声帯だけが、疲労した時です。あれ、声が出にくいなぁ、
と、ここで休めば良いのに
発声が悪いのかな? と思って、更に頑張っちゃう事が非常に多く
それが何日も続いて、結局しまいには声が出なくなって
病院通いです。
何を隠そう、それが過去の私です。
こういうのを経て、やっと
私の人生の中で
喉が疲れにくい、より良い発声を追求する長~い旅が始まったのです。
そして約30年が経ちます。
声楽に置いて良い発声が難しい理由。
1,呼吸に置いて、息を吐くための専門の筋肉が無い
2, 横隔膜の位置や動きが感覚として分かりづらい
3,声帯には痛みを感じる神経が無い
しかし、ですよ
これらを克服したときに素晴らしい声が、歌があるのですから
(今はリズムや音程や歌の心は置いときましょう(_ _;))
追求する価値は十分あると思います。
声を潰すと、一生歌えなくなるのは悲しすぎます。
呼吸法を体得するのに
なぜ、何年もかかるのか!
世の中にいろんな呼吸法があるにも関わらず
なぜ、永遠のテーマともなっているのか!
この時代、解剖学的学問がこれだけ発達しているのに
なぜ習得するのが、難しいのか!
他の筋肉は科学的に研究されて作り上げることは可能なのに
呼吸法を完璧にするための筋肉は作れないのか!
答えは
故.米山文明先生が本に書いておられましたが
「人の進化の過程で
息を吸うための専門の筋肉はあるが、
息を吐くための専門の筋肉は、まだ無い。」
もし吐くための専門の筋肉があれば、そこを
鍛えればいいわけだから
もっと簡単に呼吸法が習得できるはずです。
私はこの事を知って、なるほどと思いました。
息を吐くときには他のいろんな筋肉の力をお借りして
試行錯誤しながら頑張っている訳なんですね。
息は吸ってはいけない!!!
ってどういう事?
実は息は、吸おう吸おうとすればするほど
肺の周りと腹筋が固くなって十分に入りません。
吸うのでは無くて、体を開くのです。
肋骨を広げて
肺を大きく開きます。
すると空気が流れ込んできます。
なぜでしょうか?
理科の問題です。
空気は気圧の高い方から低い方に流れます。
肺の容量を広げる事で
気圧の流れを利用し
空気を取り入れています。
前にも書きましたが、息を気持ち良く吸う
と言うのは肺を広げる事を意図しています。
息を思いっきり頑張って吸って~!とは敢えて言いません。
何故なら人によっては体に力が入り実はあんまり入ってないことが多いからです。
では試して見て下さい。
①「息をたくさん吸って~
思いっきり吸って~!」
どうでしょうか?胸が詰まった感じがしませんか?
この状態では固い声が出てしまいます。
ではもうひとつの方法
②「腕を広げて体を気持ち良く開いて、
空気がかってに入って来るのに任せて~!」
先ほどと比べて、実際にどちらがたくさん入ったと思いますか?
①は胸がつまった感覚になるので沢山入ったように感じるかもしれません。
②は体はこわばらす、気持ち良く息が吸えたこどでしょう。
私たちは呼吸時は気圧の流れを利用しています。
普段の呼吸も吸ってはいません。
肺が広がり空気を取り入れています。
歌うときは、普段よりも
肺をもっと広げれば良いのです。
簡単なことのようですけど習慣を変えるのは難しいです。
2018年12月25日のベビーリトミックのようすです。
2018年のリトミッククラスは午前の1クラスでしたが
おかげさまで生徒さんが定員に近くなりましたので
2019年から2クラスになり、ますますやる気一杯です。
写真は2018年最後のレッスンの後、記念写真を撮ったものです。
2019年からは
11時の午前クラスと
12時30分の午後クラスに
なります。
午前クラスはおかげさまでほぼ一杯でが、午後クラスはまだまだ余裕があります。
毎回、違う楽器のゲストを呼んで生の演奏を赤ちゃんとママにお届けしています。
毎回違う楽器が聴けるなんて贅沢ですね、と大変御好評頂いております。
1月22日はサックス
2月12日はハープ
2月26日はフルート
3月12日はバイオリン
の演奏をそれぞれお楽しみいただけるよう準備中です。
体験レッスン受付中
2017年4月以降に生まれたベビーちゃんとママさん、お待ちしています。
午前クラス、午後クラスは内容は同じになります。
申し込みはアルル 03-3953-0777
高音は誰でも気持ちよく
出したいものです。
喉を開けて、お腹の力を上手く使って……
でもこれって、何年も訓練がいります。
ところが、実は裏技が有るんです。
めちゃくちゃ高い音が出るわけではないので勘違いしないで下さいね。
さっきまで出ていた最高音のさらに1音か半音くらいが出るようになるという事です。
でもこれってすごい事なんですよ。音域が半音広がるって、それも1分後に・・・
それは
声帯の回りの筋肉をストレッチして、声帯とそれを取り囲む筋肉を伸びやかな状態にするんです。
その為には
舌の運動です。
舌を口の中で動かします。
舌の先を歯の奥歯から反対の奥歯へ
上顎の喉の奥から歯茎をグルッと、とにかく普段届かないような所まで頑張ってグルグル回します。
一分もやれば、結構疲れます。
一分後、その疲れが収まった頃、さっきまで出なかった音に挑戦してみましょう。
どうですか?
高音が出しやすくなって調子に乗ると危険ですから、くれぐれも1音か2音上の音迄にしておきましょう。
音には振動があります。
例えばピアノの真ん中のラの音は
440回一秒間に振動しています。
アルル音楽教室は
本館のピアノは442回の振動数に設定されています。
当然ですが人間の目で見て数えるわけではなくて機械で測ります。
ヘルツとかピッチとか言いますが
要は一秒間に何回振動しているかと言うことです。
例えば蚊が飛んでる音
プーンの音がピアノで「ラ」の音程に近かったら1秒間に440くらいの羽ばたきをしています。
オクターブうえの「ラ」の音に近かったら1秒間に880回羽ばたきをしていることになります。
何年か前にテレビで「蚊」は一秒間に何回羽ばたきをしているのか、高感度カメラで撮って数えてみる。
というのをやってましたが、やはり音程の周波数(ヘルツ)と同じ数字が出ていました。
前置きが長かったですが、
私達の体も「ラ」の音を出したときに
ピアノの振動と同じ体の振動があります。
振動は少ないほど人の手でも触ってわかります。
真ん中の「ラ」よりオクターブ低い「ラ」をハミングで出して
首、頭、背中などさらってみると振動しています。
これは1秒間に220回振動している音です。
すべての音に振動は、あります。
歌いながらその振動を楽しむことが大切で、体へのマッサージ効果があると私は思います。
頑張って、りきんで歌うと、体の振動を押さえつけて止めてしまいます。
無駄な緊張は響かない楽器を作っていることになります。
そして、歌うときにたくさん着込んだりしても振動を止めてしまいます。
振動の大元、声帯がある首のまわりを覆うのは良くないです。
オペラの豪華でたくさん着込んだ衣装も実は歌手にとっては悪条件です。
ここで言う良い息は当然歌うための息です。
まあ、歌う事は体にも良いので、『健康的な息を吸うために』と考えてもよいと思います。
これから試しにやってみる前に
一度、深呼吸をしてみてどのくらい息が入ってきたか
確認して、覚えておきましょう。
では、いい空気が、又は沢山の空気が体に入ってくるためにはどうなっていればいいでしょうか?
それには、まず体が柔らかいことです。
体を柔らかくする簡単な方法
それは
「関節を緩める」
です。
からだ中のあらゆる関節をゆるめます。
まずは足の指の関節からほぐしてあげましょう。
ご自分の手でマッサージしてもよいですが、
実は頭の中で
足の指の関節緩め~!
足首、緩め~!
膝、緩め~!
股関節、緩め~!
背骨、緩め~!
肩甲骨、緩め~!
肩の関節、緩め~!
ひじ、緩め~!
手首、手、緩め~!
頚椎の七個(首)、緩め~!
と言う具合に順番に緩めることをイメージしただけでも結構緩めることが上手くいったりします。
そして、
緩んだまま、大きく息をすうと、体の隅々まで
空気が入ってくる気がします。
それは、呼吸に伴って全身の関節が僅かですが動くからです。
最初に深呼吸した時と体の動き方が違うと思いますよ。
緩めて息を吸ったときは、より深く吸えたように感じるでしょう。
立ったままでやるほうが分かりやすいです。
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