音には振動があります。
例えばピアノの真ん中のラの音は
440回一秒間に振動しています。
アルル音楽教室は
本館のピアノは442回の振動数に設定されています。
当然ですが人間の目で見て数えるわけではなくて機械で測ります。
ヘルツとかピッチとか言いますが
要は一秒間に何回振動しているかと言うことです。
例えば蚊が飛んでる音
プーンの音がピアノで「ラ」の音程に近かったら1秒間に440くらいの羽ばたきをしています。
オクターブうえの「ラ」の音に近かったら1秒間に880回羽ばたきをしていることになります。
何年か前にテレビで「蚊」は一秒間に何回羽ばたきをしているのか、高感度カメラで撮って数えてみる。
というのをやってましたが、やはり音程の周波数(ヘルツ)と同じ数字が出ていました。
前置きが長かったですが、
私達の体も「ラ」の音を出したときに
ピアノの振動と同じ体の振動があります。
振動は少ないほど人の手でも触ってわかります。
真ん中の「ラ」よりオクターブ低い「ラ」をハミングで出して
首、頭、背中などさらってみると振動しています。
これは1秒間に220回振動している音です。
すべての音に振動は、あります。
歌いながらその振動を楽しむことが大切で、体へのマッサージ効果があると私は思います。
頑張って、りきんで歌うと、体の振動を押さえつけて止めてしまいます。
無駄な緊張は響かない楽器を作っていることになります。
そして、歌うときにたくさん着込んだりしても振動を止めてしまいます。
振動の大元、声帯がある首のまわりを覆うのは良くないです。
オペラの豪華でたくさん着込んだ衣装も実は歌手にとっては悪条件です。