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良い発声で歌うことが難しい理由

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前回の内容の続きになります。

「人の進化の過程で、今のところは息を吸うための専門の筋肉はあるが、吐くための専門の筋肉は、まだ無い。」

これだけでも呼吸法が難しいことがわかります。

更に、さ、ら、に、

呼吸にとって大切な「横隔膜」どこにあるか体の部分を触ってはっきりわかりますか?

大きなくしゃみをしたり、しゃっくりをしたり、咳をしたりしても

横隔膜が傷ついていない限り、まったく痛みなど感じません。

だから呼吸時にどのくらい横隔膜が使えているのか、分かりづらいのです。

横隔膜に接している臓器が下に押し下げられている感覚でしかわかりません。

又、声帯自体にも痛みを感じる神経は無いですから、良い使い方がされているのかわかりません。

喉が痛いのは声帯のことではなく、声帯のまわりの筋肉が痛みを感じています。

歌いすぎたりして喉が痛いときは、まぁ、ラッキーな方です。
歌うのをしばらく休むきっかけがあるのですから。

困るのは、
声帯だけが、疲労した時です。あれ、声が出にくいなぁ、
と、ここで休めば良いのに

発声が悪いのかな? と思って、更に頑張っちゃう事が非常に多く

それが何日も続いて、結局しまいには声が出なくなって

病院通いです。

何を隠そう、それが過去の私です。

こういうのを経て、やっと

私の人生の中で
喉が疲れにくい、より良い発声を追求する長~い旅が始まったのです。

そして約30年が経ちます。

声楽に置いて良い発声が難しい理由。

1,呼吸に置いて、息を吐くための専門の筋肉が無い

2, 横隔膜の位置や動きが感覚として分かりづらい

3,声帯には痛みを感じる神経が無い

しかし、ですよ

これらを克服したときに素晴らしい声が、歌があるのですから
(今はリズムや音程や歌の心は置いときましょう(_ _;))

追求する価値は十分あると思います。
声を潰すと、一生歌えなくなるのは悲しすぎます。

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